デットーリになれなかった武豊……JC回顧
ちょっと過激なタイトルだけど、まぁいいか。ただ「僕はデットーリになりたいわけじゃない」って言い返されるでしょうけどね。ごもっともです。
JC、アドマイヤムーンが制す
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2007/05/05/08/10/result.html
1着△アドマイヤムーン
2着○ポップロック
3着◎メイショウサムソン
4着 ウオッカ
5着 デルタブルース
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・
・
9着×フサイチパンドラ
10着▲インティライミ
通過ラップ
12.9 - 10.7 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 11.3 - 11.1 - 11.9
久しぶりの現地観戦でしたが、やっぱり競馬場はいいですねぇ。ファンファーレの瞬間なんかはやっぱり現地のほうがいいや。馬券はなんとかとれました。・・・・・・サムソンとポップロックのワイドですけど。
さてレースですが、これJCにしてはスローなレースだったと思います。原因は1~2コーナーのところで、コスモバルク=松岡が引いたこと。これ五十嵐騎手だったらどうしたかなぁとも思うのですが、ひょっとしたらある程度競ってでもいたかもしれません。ただ松岡騎手は抑えるほうを選択して、結果先頭に立ったのがなんと横ノリ=チョウサン。2コーナーで一気にペースが落ち着いてしまいました。
結果としてはこれがメイショウサムソンにとっては響いたと思います。これでメイショウサムソンは動くに動けなくなってしまった。ここでポジションアップに脚を使ってしまえば前でじっくり脚を溜めているアドマイヤムーンやポップロックには直線での競り合いで負けてしまうおそれがあるし、こうなってしまったからには直線に賭けるしかない、それまではとにかく力を溜めておこう、と豊は思っていたのではないでしょうか。
ただそれ以前に、サムソンの位置っていうのは早いペースにも遅いペースにもある程度対応できる場所を選んでいたように見えました。これはおそらく圧倒的1番人気という立場から豊が取った戦法だと思いますが、ちょっと消極的過ぎたのかもしれません。まぁ前走の勝ちっぷりから馬の力に自信があった、ともいえますが、例えばサムソンに対して別の形で信頼を寄せている(と思うのですが)石橋騎手だったらもう少し前につけたかもしれません。サムソンらしさを貫ければどんなペースだろうと負けない、といった感じで。豊もサムソンを信頼しているでしょうが、それは「この馬の力ならどんなレースでも勝てる」と言う感じで石橋騎手とはちょっと違うんだと思います。結果として豊のこの自信(過信ではないと思います)が4コーナーでも大外のコース取りを選ばせたのだと思いますが・・・・・・。
それに対してアドマイヤムーン、ポップロックは先手を打って前に行きました。ここが天皇賞との大きな違いでしょう。どちらも積極策にでて、結果としてこれが功を奏することになるわけですが、もしペースが速くなっていたら、と思うとポップロックはともかくアドマイヤ=岩田騎手は思い切ったなぁと)。個人的には今でもこの馬には2400は長いと思っているし、スローになったことの恩恵を一番受けたのもこの馬だと思っています。スタミナ勝負になっていたらさすがにポップロック、メイショウサムソンのほうが上でしょうから。ポップロック=ペリエも前走の出遅れを教訓に先行策にでました。有馬記念で2着に入ったときも同じ位置取りでしたが、一走してペリエもこの馬のよさを思い出したってとこでしょうか。
さて、もう一頭の人気馬のウオッカはなんと最後方からでした。いろんなところでこの騎乗には疑問の声が出ているようですが、どうなんでしょう?ちょっと突拍子な意見になりますが、やっぱり絶好調時には至ってなかったんじゃないのかなぁと思っていたりします。もし馬の力に絶対の自信があればいくらなんでもあんな乗り方はしないでしょう。恐らく今のウオッカではまともにやったら勝ち目がない、と四位騎手は思っていたんじゃないでしょうか(もちろんこの考えについての是非はあると思いますが)。そうしたときに、自分より強い相手に勝つためにはウオッカの最大の武器を最大限生かすしかない、と四位騎手は考えたと思います。その結果があの位置取りになった、と思っているのですがどうでしょう?自分は今回はウオッカはダメだろう、と思っていたので4着に突っ込んできただけでも賞賛モノだと思っています。四位騎手のコメントを見る限りでも、改めてこの馬の力を思い知らされた、という感じですし次走ではまた違った競馬が見れる気がします。まぁ年内もう一戦するかは微妙なところですが・・・・・・。
さて、スローのままレースは流れ直線へ。ラップを見れば分かるとおり典型的な直線ヨーイドンです。サムソン、ウオッカは大外へ。ポップロックも内側は通らずやや外に振ります。そんな中最内を突っ込んできたのがアドマイヤムーン。なんというか、キレイに空きましたよねぇ、ここ。ちょっとウイニングチケットのダービーを思い出しました。まさにここを通れと言わんばかりで、岩田騎手も満を持して追い出します。ポップロック、メイショウサムソン、そして最後方からウオッカが猛追しますが結局凌ぎきってムーンが勝利。もしペースがもう少し速ければ捕まっていたでしょうね。また内側は馬場がやや荒れていたとは思いますが、ムーンは宝塚で不良馬場をこなしたようにパワーがあるタイプなので、迷わず最内を選べたのだと思います。とにかく全てがムーンに向きました。それに対して上手くいかなかったのがサムソンだと思います。
ムーンはこれで引退。最後に2400の国際G1を勝ったことは種牡馬になる上でものすごく大きいこと。この馬にとっては本当に大きいハナ差でした。ちなみに自分の周りにいた人たちはみんな、最初勝ったのはチョウサンだと思っていましたw 勝負服になじみがないというのもありますが、やっぱりあの位置にムーンがいるとは誰も思っていなかったんでしょう。
ポップロックはまたしても二着。まぁそれがポップロックのポップロックたる所以かもしれませんが・・・・・・。地味にシルバー・ブロンズコレクターなんですよねぇ。
サムソンはとにかく大事に乗りすぎました。1.8倍というオッズからして仕方がない部分もあると思います(僕らが思っているよりプレッシャー凄いと思いますよ?さすがの武豊といえども)。かつてランフランコ・デットーリがJCD(イーグルカフェ)、JC(ファルブラブ)と唯一のJC連勝を果たしましたが、豊は絶好のチャンスを生かすことが出来なかったと。まぁ人気に差がありますし、精神状態を考えても同列に並べることはできませんが、やっぱり悔しいと思います、この負けは。もうこんなチャンスは二度とないかもしれませんから。ただ有馬では逆襲してくる予感があります。というかあれだけ苦しい競馬をして3着なんですから実力は折り紙つきでしょう。あとは豊が今回の敗戦を糧と出来るかどうかだと思います。有馬とは相性の悪い騎手ですが、このままでは引き下がれないんじゃないの?
ウオッカも負けて強し。四位騎手も次走からは自信を持って乗ってもらいたいです。ただ今年は休みでいいんじゃないかなぁ。ダスカにタイトルは取られちゃうけど(むしろください><)無理して来年に響いてしまうくらいなら、ゆっくり休んで来年また素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しいと思います。
最後に。
インティライミどこいった!
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