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【動画で回顧】それでも彼女を女王と呼ぼう・・・・・・優駿牝馬

「疑惑の判定」も触れつつやりますか。

レース映像とパトロールフィルム、それに勝利ジョッキーインタビューが全て入った動画です。パトロールフィルムは2分44秒から、どこかキモイインタビューは6分22秒から。ただ肝心の場面はレース映像だと映ってないんですよねぇ。あと上空からのパトロールVが欲しい。

通過タイム
12.5 - 10.6 - 12.8 - 12.8 - 12.7 - 12.9 - 13.0 - 12.9 - 12.9 - 11.3 - 11.8 - 12.6

馬場を考えれば決してスローとはいえないペース。上がり3Fも35.7かかっているんだからタフなレースだったということでしょう。

トールポピーは中団からの競馬。直線はひどく斜行したものの力強く抜け出しました。桜花賞では-10kgと大きく落とした体重も今回は輸送込みで+2。陣営が必死になって立て直した結果でしょう。だからこそ綺麗に勝たせてあげて欲しかったですが・・・・・・。2歳女王のオークス制覇はメジロドーベル以来11年ぶり。兄貴もきっと喜んでいることでしょう。

エフティマイアは桜花賞に続き二着。ていうか人気がライムキャンディより下は流石に酷いだろ・・・・・・。まぁ自分もズバっと切ったので人のこと言えませんが、一桁人気でもよかったんじゃないのかなぁとは。それでもまさかこのタフな競馬、しかも2400という距離でここまで強い競馬をするとは思わずただただ素晴らしいとしかいいようがないです。ただ最後トールポピーを追い詰めているところを見るともう少し早めに仕掛けてもよかったような気もします。ただ距離とかを考えると慎重にならざるを得なかったのかなぁとも。冬場に弱いという話もある馬なので秋まで調子が持続すればという条件付ですが、能力だけなら世代トップクラス。それにしてもフジキセキは本当にすごい種牡馬になったなぁ。

3着はレジネッタでこちらも桜花賞馬の意地を見せました。直線よられなければ上位2頭とはもっと際どかったでしょうし、本格化したといっていいでしょう。ただ本質的にはやっぱりもう少し短いほうがいいんじゃないのかという気持ちも。どちらにしろ最後の一冠を勝ち取る資格は十分でしょう。

4着のブラックエンブレムもトールポピーと同様見事立て直した1頭。ただやっぱりウォーエンブレムに2400はちと長い模様。2000mの秋華賞ならという気もしますが、こちらは桜花賞と同じ輸送という壁があります。今回のように臨戦過程さえ上手くいけば上位とは十分渡り合えると思いますが、はてさて。

5着のオディールは斜行の影響が一番酷かった馬でしょうか。それでも突っ込んでくるんだから、やっぱり強いってことなんでしょうかねぇ。考えてみれば、桜花賞は前走のチューリップ賞で体調が今一歩にも拘わらず檄走した反動とも考えられるわけで、そうであるなら立て直ってさえくればこれくらいのパフォは出来るということなのかも。まぁなんにしろ今年の牝馬は上位で能力が拮抗していますね。

別路線組は出番なし。レッドアゲートは馬場が合わないこともあっただろうけど、あの展開であの位置取りなんだから掲示板には乗っておかないと。ちょっと桜花賞組に力の差を見せ付けられてしまった感じです。

ソーマジックとリトルアマポーラは伸びず。ソーマジックは不利がありましたが、4コーナー周ってくるあたりでちょっと反応が怪しかったような。少なくとも不利の前に併せ馬の形になっていたレジネッタを交わせたとは思いません。距離かなぁ。リトルアマポーラは外から追うも伸びず。馬場からして切れ味勝負の馬には不利な状態でしたから、致し方ないといえば致し方ないでしょうか。でも、あの馬場で外を回すのはどうかと思ったよ、幸四郎。

◇判定は正しかったのか。

JRA小林善一郎審判部長は「被害馬の度合いを見て、着順を変更するまでには至らないが、騎手は継続的に大きな斜行をしており、危険な騎乗にあたるため、この制裁を科した」と説明した。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20080526-00000051-spn-spo

同部長は「走行妨害は被害の度合いの問題。制裁は動きの問題」と説明している。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20080526-00000000-nks-horse

この理屈自体は分かりにくいかもしれないけれども、一応筋は通っている。要は騎乗停止処分と降着処分は別の制度であるということ。まぁ趣旨から言えば確かにそうだろうし、これ自体は別におかしなことだとは思いません。そして、「騎乗停止処分」つまり池添騎手への制裁についてもおそらく誰もが納得してはいるんでしょう。

では「降着処分」についての判断はどうか。これについてはおそらく意見が様々に分かれるでしょう。個人的な見方だと、妨害がなかった場合

トールポピー→エフティマイア→レジネッタ→オディール→ブラックエンブレム(ソーマジック)

はあったかなぁと思います。人によってはトールポピーとエフティマイアが替わったり、レジネッタが届いていたなんていう意見もあるかと思います。

何がいいたいのかというと、降着制度の基準にしていると思われる

着順を変更する必要があるほどの妨害だったかどうか

ということの判定はどうやったって曖昧にならざるを得ないってことです(ちなみに今回よく引き合いに出されているカワカミのケースは、対象のヤマニンシュクルが競争能力の喪失にまで至っているので比較するにはやや相応しくないかと)。制度としてそもそも曖昧なんだからどうやったって疑惑の判定になる要素を秘めているんじゃないのかなぁと。

それならむしろ大多数の人が考えているように「騎乗停止になるくらいの斜行があった場合は全て降着」という風にしたほうが分かりやすいともいえます。ただそうすると、誰もいないところでフラフラした場合でも 降着になりかねません。やっぱり他馬への妨害という観点は必要そうです。でもちょっと当たっただけでも降着かといわれると・・・・・・。

そうすると、結局今の制度を維持しつつ透明性を高めて少しでも多くの人が納得できるようにする、というのが最善のような気がします。僕らの集保も下の記事で同じようなこと(だと思う)を述べてくれています。

レース回顧:オークス
http://keiba.nifty.com/race/index.html?page=column&param[writer]=1

柏木氏の言うように、JRAとは別の外部の人間によるプロの審判団を作るというのも一つの手であろうし、そこまでいかないにしても社外取締役のように外部の人間を参加させたり審議の経過を細かく公表する、というのもありかと思います。騎手経験者が入って意見をいうというのもありますが、公正な立場を貫けるかは微妙。岡部さんなら平気かなぁ。タヴァラは無理か。

何にせよ、今回の「騒動」をすぐ過去のものにしてしまうのではなく、これを機会に少しでもいい制度を作っていく方向でJRAが動いてくれたらなぁと思います。

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