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【動画で回顧】至福の1.57.2…天皇賞(秋)

まずはとにかくあの名勝負をもう一度。

'08天皇賞(秋) / ウオッカ

パトロールビデオ

事前予想はこんな感じでした。

◎ダイワスカーレット
○ディープスカイ
▲エアシェイディ
△ウオッカ
×アサクサキングス
キルトクールはアドマイヤモナーク

ウオッカが△なのは欲が出たのと(笑)、外枠、豊の呪いを嫌ったからです。今考えてみれば外枠以外はどれも理由にならんですね。

ラップタイム
12.6 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.3 - 11.3 - 12.6

昨日の10Rで3歳のホッカイカンティが1.32.7なんていうタイムで走っている今週の東京の馬場を考慮したとしても、このペースは凄いです。最後は流石に止まっていますが、それだけ厳しい流れだったということでしょう。

ダイワスカーレットが好スタートでハナを切る展開。アンカツはやや手綱を引っ張る感じ。何気にウオッカのスタートもよく、早めに好位置をキープします。この辺の豊の動きは流石。ディープスカイは内枠を考慮して早めに出していきますが、その分引っかかったか。アサクサキングスは思ったより下げましたね。中団前目。エアシェイディはウオッカの後ろ。カンパニー、ドリームジャーニーは後方から。

直線向いて坂下で早くもディープスカイとウオッカが先頭を捉えにかかりますが、この時点でいわゆる3強は全部手綱を持ったまま。坂の途中で合わせ馬の形になったウオッカとディープスカイがダイワスカーレットを捉えて交わします。その後ろからはものすごい勢いのカンパニーと外エアシェイディ。そして坂上、一旦交わされたと思ったダイワスカーレットが脅威の二枚越し。再び先頭に立ちます。それをもう一度差し返すウオッカに食い下がるディープスカイ。この三頭にカンパニー、エアシェイディも加わっての大激戦となり、そのままゴール。1.2着、3,4着のどちらも写真判定となる大混戦でしたが、15分の審議の末最後は2cmのハナ差でウオッカが勝利。3着争いはかろうじてディープスカイが制して人気どおりのワンツースリーとなりました。

ウオッカはG1で3度目の対戦、得意の東京を舞台にようやくダイワスカーレットに先着。一瞬ヴィクトリアマイルの悪夢がちらつきましたが、今回はなんとかハナ差交わして先頭ゴール。豊も長いトンネルを抜けるG1勝利となりました。外枠スタートもすんなり好位につけ、直線も余裕を持っての追い出しとレース運びは申し分無し。それでいてこの大接戦なわけですからとにかく相手が強かったということでしょう。もちろんこの馬もそれを上回る結果を出したのだから大したものです。これで1600、2000、2400と東京G1を3勝。こんな牝馬にはもうしばらくは出会えないでしょうね。

ダイワスカーレットは7ヶ月ぶり、初の東京と他の2強よりも不安材料を抱えてのレースでしたが、そんな戦前の評価を吹き飛ばす檄走。道中はややかかり気味ではあるもののペースを握り、最後も脅威の二の足を見せての本当に惜しい2着。レースを見ていて、正直坂の途中で「ダメか」と思いましたが、そこからもう一度差し返した姿には本当に感動しました。最後もTVカメラの角度のせいか勝ったと思っていたんですが…。ただ本当に素晴らしいレースを見せてくれました。この馬もウオッカと並んで本当に歴史に残る牝馬です。

ディープスカイは向こう上面で折り合いを欠いたのが痛かったか。直線はウオッカと火の出るような叩き合いとなりましたが、結局はねじ伏せられてしまった感じ。とはいえ、今回のようなスタミナも要求されるハイレベルなレースで史上屈指の名牝2頭とこれだけの勝負を演じて見せたのだから立派なものでしょう。ダービー時点では何だかんだで1800~2000mがベストかなぁと思っていましたが、神戸新聞杯、そして今回の結果を見ると2400mも十分こなせるものと見ていいと思います(んなこととっくにわかってるわ!という突っ込みはご勘弁を)。次走はJCということになりそうですが、十分勝負になると思います。あとはもう少し外枠を引けるといいですかねw

カンパニーは最後の最後で空気を読んでの4着。このペースにもかかわらず3F33.5という驚異的な脚を繰り出したものの上位3頭にはほんの少しだけ及びませんでした。というか、これだけの馬が東京では0-0-1-8という成績なのはもはや競馬界のなんとか不思議ですよ、本当に。相手に恵まれないのよなぁ。11番人気というのも不思議ではありましたが。

エアシェイディも何故か8番人気でしたが、それの評価を覆す走りでした。前走はいかにも休み明けだしたし、得意の東京ということもあって流石の走りを見せてくれました。カンパニーと同じ7歳馬。この世代のクラシック馬はデルタブルースを除いてもう引退していますが、この2頭を初め息の長い馬も多くいますね(今回の秋天には5頭も出走!)。

グラスワンダー産駒の2頭が並んで突っ込んできたのも壮観ではありました(笑)ただどちらも世代最上位にはちょっとおよばないか。今回は上位が強すぎました。

アサクサキングス・ドリームジャーニーは4歳牡馬代表としてはやや不甲斐なかったか。ドリームジャーニーは2連勝も相手が…と思っていたのでアレですが、アサクサはもう少しやれても良かったんじゃないかと。藤岡兄にはもう少し積極的なレース運びをしてほしかったです。まぁどちらもレースレコード(タイ)で走ってるんですけどねー。

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コメント

このまま行けばJCは史上西京メンバーですね。
外国馬の出る幕なんてある訳が・・・。

アサクサキングス
アルナスライン
ウオッカ
オウケンブルースリ
ダイワスカーレット(有馬へ?)
ディープスカイ
トーホウアラン
マツリダゴッホ
メイショウサムソン
Conduit
Marsh Side
Papal Bull
Sixties Icon etc...

投稿: wire | 2008年11月 3日 (月) 01時19分

>wire様
海外勢はConduitが目玉となるんでしょうが、他のメンツが寂しすぎる…。
せめてSoldier of Fortuneが来てくれれば…と思っていたんですがねー。
日本勢はいいメンバーが揃いましたね。エイシンやジュピタが無事ならばもっと凄かったのになぁ。

投稿: スラ | 2008年11月 3日 (月) 01時36分

クールモア勢が、(殿下の)ドバイと
日本にはまず来ませんからねぇ。
(一方でビジネス上、メルボルンCなどの遠征には積極的)
外国人馬主開放で日本に拠点でも作らない限りは、
この辺は今後も変わらんでしょう。


もっとも、馬名や調教師名に度々誤訳が見られる時点で
(最たる例が「ピルサドスキー」)
JRAの渉外担当は現地でちゃんと仕事してんの? と
思ってしまうわけですが。

投稿: wire | 2008年11月 8日 (土) 14時59分

>wire様

ジャパン・オータムインターナショナルなんて箱だけ作っても、
中身がねぇ、という感じでしょうか。
まずは形から入るっていうののは、
いかにも日本人らしいんですけどね。

投稿: スラ | 2008年11月 9日 (日) 02時41分

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