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【動画で回顧】そのとき時代が動いた…フェブラリーS

超ハイレベルの一戦。

'09フェブラリーS / サクセスブロッケン

ハロンタイム
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4

従来の記録を0.4縮めるレコード決着。中間は11秒台の連続で、最後も12.1→12.4。上がり3Fや着差を見ても、上位6頭とそれ以外の実力差は相当あると思います。「すごいレースになった!」という実況の台詞はストレートな表現をしていて結構好きです。

パドックを見ているかぎりでは、カジノドライヴがすごくよく見えて、東京の左周りに変わること、外枠を取れたことなどを考えると、この馬の一発はありそうだなぁと思ってレースを見ていました。だからこそ、最後この馬が抜け出したときはこれで決まりと思ったんですがねぇ…。ただドバイに向けて非常にいいレースが出来たと思います。アメリカの重賞も勝っている馬ですし、今年のドバイの面子も例年と比べるとやや落ちますから(それでもなおハイレベルではあると思う)、それなりに期待していい気がしてきました。

サクセスブロッケンの母であるサクセスビューティはファインモーションやスマイルトゥモローなんかと同期で、勝ち星は全て1400まで、しかも桜花賞以降は全て16着、という典型的な早熟の短距離馬でしたが、今日のマイルでの走りなんかを見ていると、その母のスピードにシンボリクリスエスの成長度が加味されたのがサクセスブロッケンなのかなぁなんて思ってしまいます(血統についてはからっきしですけども)。JCDでの完敗、大賞典、川崎記念でもカネヒキリから大きく遅れた3着と、上位の壁が厚かっただけに人気を大きく落としていましたが、距離短縮が一番味方したのはこの馬だったように思います。
一応これで、初の7歳馬越えは果たしたわけですが、完全に世代交代が完了したわけではなく、この先のかしわ記念、帝王賞といったレースでカネ、ヴァーを押さえ込まなければいけないわけで、頂点への道はまだ険しいなぁという感じです。

カネヒキリは最速の上がり35.3で猛追しましたが及ばず。やっぱり7勝の壁は恐ろしく厚かった、というわけです。ルメールは「疲れがあったのかもしれない」といっているようですが、長期休養明けの武蔵野SからJCD→大賞典→川崎記念と使われてきたわけで、そういうこともあるのかなぁと思います。7歳とはいえ、他馬と比べて使われてきた数は圧倒的に少ない馬ですから、まだ若さを保っている方だとは思いますが、やはりサクセスブロッケンなどと比べると年齢的なハンデはどうしても出てきてしまいますものね。ただこのまま引退とはならないでしょうから、まだ8勝へのチャレンジはあるでしょう。まだまだ終われないと思います。

敢闘賞をあげるならば4着のエスポワールシチーで、あれだけのペースを作っておきながら勝ち馬とコンマ2秒というのは、相当に強い内容だと思います。直線入ったときも止まりそうにない感じで、ひょっとしたらと思った人も多いんじゃないでしょうか?哲三騎手が逃げ馬に乗ったときは、こういう思いっきりのいい競馬で好結果を生み出しますよね。そう考えると、敢闘賞に加えて助演男優賞も上げていいのかも。
この馬もまだまだキャリアの浅い馬ですし、経験を積んでいくことでまだまだ成長しそうです。この馬とスマートファルコンのおかげでこの春のゴールアリュールの種付けは増えそうですかね?

フェラーリピサは追い上げるも5着まで。道中折り合いにやや苦心する場面も見られてそれが最後になって響いたと思います。ただ坂上で一気にサクセスブロッケンに離されてしまった辺りは、力の差があったことを認めなくてはいけないと思います。それでも、原因不明の顔面麻痺という奇病から復活してここまでやれるのだから、本当にえらい馬だと思います。

ヴァーミリアンは、サクセスと違ってマイルという条件がもっともマイナスに出た馬の一頭だと思います。順調さ、という点でもあれこれ言われていますが、それ以上にマイルという条件、それに加えて超スピード決着になった展開というところに敗因があると思います。なんだかんだで7着以下には4馬身差つけているわけで、この馬が走らなかったというよりは、前5頭が物凄かった、という方が適切でしょう。この先帝王賞など距離が伸びるレースでは巻き返しも十分あると思います。

それにしても、このレースの上がり3Fですが、最速がカネヒキリ35.3、その後サクセスブロッケンが35.4で続いて三番手が35.6でカジノ、ヴァーに最後方からのビクトリーテツニー(12着)、そして35.7でフェラーリピサという感じで、先行馬が上位をほぼ独占しているんですよね(エスポワールシチーは36.0)。これでは後方から行った馬に出番があるわけもなく、出遅れてしまったサンライズバッカスなんかは結局ブービーです。これはそれだけ、上位の馬がハイレベルなレースをしたということで、この上位馬がすなわち現時点での日本ダート界のトップホースということになります。そして、そういう結果になったレースは去年の秋天同様、非常にいいレースになるんですよね。今年最初のG1として、最高のレース内容だったと思います。

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