« ただいま帰りました | トップページ | JBC2レースをさらっと »

【動画で回顧】石の上にも5年…天皇賞(秋)

G1初挑戦だった菊花賞は9着。これまでは最高でも3着だったんですね。

'09天皇賞(秋) / カンパニー

ハロンタイム
13.0 - 11.2 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 10.8 - 11.3 - 11.6

ペースとしては間に12秒が3回も入るんだからゆったりしているほうでしょう。もう少し早くなるかと思っていたんですが…。おかげで最後は切れ味勝負に。

カンパニーは道中は内でじっくりロスなく回り、直線ではスクリーンヒーローが開けた道を突き抜ける、という完璧な内容。上がり3F32.9ですし文句なしでしょう。何かと年齢が取り上げられていますが、一つはこの馬自身が晩成型ということなんだろうし、もう一つは調教技術が進化しているということなんだと思います。それに毎年の使われ方も決して無理のないローテーションだったと思いますし、それだけ厩舎やオーナーサイドがこの馬を大事に扱ってきたということなんでしょう。大体8歳といったって、海外でいえば今年もアスコットGCを勝ったYeats様と同期なんだから、なぁに、驚くことはない。
この後はJCはさすがに長いでしょうからマイルCSかな?今回がメイチのような気もしますが、さしたるライバルも見当たらず、2連勝の可能性も0ではないと思いますよ。

2着のスクリーンヒーローもいい競馬をしました。先行して直線抜け出しという王道競馬を採ってウオッカを押さえ込んだのですから、結果としては十分だったと思います。カンパニーとの差は切れ味の差だろうし、マイラーと中距離馬との差でもあるでしょう。この内容ならJCでも十分通用しそうですし、2連覇だって全くの夢ではないんじゃないのかな?鞍上はまだ未定ということでノリさんに戻るのか、キッターのままでいくのか、海外の誰かなのかは分かりませんが、JCでは間違いなく中心の一頭でしょう。

ウオッカは結局3着でした。道中は後方から。作戦だったようですが、スタートして少ししたところで変な下がり方をしていました。ちょうど外から来た馬が内に入ってくるところで、思ったよりちょっと下がってしまったいうのはあったんじゃないのかなぁ。結局32.9という最近のこの馬からはちょっと考えられなかった脚を使ったものの、スクリーンヒーローを交わす前に止まってしまいました。この辺りはこの馬の限界なのか、能力の衰えなのかはちょっとわからないところがあります。距離の限界ということもあるでしょう。ただ少なくともJCに向けてはほぼ赤信号に近い負けではあったと思います。
陣営は引退をほのめかす発言もしているようですが、どうでしょう。確かに来年のVマイルまでは適切なG1レースもないと思いますし、そこまでして走らせる意味もあるのかどうか。5歳という年齢を考えてもこの辺りが引き際ではあるのかもしれません。一時代を築いた名牝なだけに、最後は勝利で飾らせて上げたいものですが、それもちょっと難しそうではあります。

4着はオウケンブルースリ。合わない距離、展開だったにもかかわらず、最後シンゲンを捻じ伏せてみせた辺りはこの馬の底力を物語っていると思います。東京コースも悪くはないでしょうし、現時点ではJCの日本総大将はこの馬。気になるところがあるとすれば、二戦続けて結構な脚を使っていること。まぁ今回は直線しか競馬をしていないようなものですし大丈夫だと思いますが、次も体重を減らしてくるようだと気をつけなければいけないかもしれません。

◎シンゲンは5着でした。鞍上がいうように上がり勝負になってしまったこともあるでしょうが、最後オウケンに交わされている辺りを見ると、ここは力負けかなという気もします。人気もちょっと過剰でしたしね。個人的には5・6番人気辺りに収まると思っていましたし…。ただ能力と東京適正が高いことは間違いないので、JCに出てきて穴人気になるようなら一考でしょうか。

ドリームジャーニーについては位置取りが全てでしょうか。1.58.0で走っているのだから、もう適正がどうこうということは言わなくていいと思います。香港に向けて決して悲観するような内容ではないでしょう。というかJCでも面白いと思うんだけどなぁ。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

|

« ただいま帰りました | トップページ | JBC2レースをさらっと »

動画で回顧」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【動画で回顧】石の上にも5年…天皇賞(秋):

« ただいま帰りました | トップページ | JBC2レースをさらっと »